今回は、保有中の暗号資産(仮想通貨)を預けて増やす方法について解説します。
ステーブルコインであっても、年利(APR)は8%~10%※。
魔界ファーミングと比べれば物足りなく感じるかもしれませんが、銀行預金と比べれば破格の金利です。
使用するのはBinance・FTX JPといった有名な取引所です。
BTCやETHなども高い利率で運用が可能ですので、ガチホしようと思っている方はぜひ長期運用に取り組んでみてください。

※2022年8月現在の情報です。
Binance Earn編 ~暗号資産(仮想通貨)を預けて増やす~
まずはBinanceを使用した、暗号資産(仮想通貨)を預けて増やす方法です。
Binance Earnのページへ移動してみる
まずは「Binance Earn」のページに行ってみましょう。

出てきた画面ですが、様々な単語が並んでいますね。

「Savings, Staking, Farming…, 何がどう違うの?」「どれを選べば良いの?」という感じになりますよね。
この中で、私が最もおすすめしたい方法は「Savings」です。

Savingsのページに移動してみてください。
Flexible Savingsで年利(APR)10%を実現しよう
まず初めに「Flexible Savings」という項目が出てくると思います。

この「Flexible Savings」は、ロック期間がなくいつでも引き出し可能なことが特徴です。
そのため、有事の際など好きな時に通貨を取り出せるため非常に便利です。
さらに、BUSDなどのステーブルコインであっても、年利10%という高利率で預けて増やすことができます。

※実際は2000ドルまでは10%で、それ以降は20000ドルまでは4%になります。それでも十分な利率と言えますが…。
ステーブルコインをMetamaskに入れたままの人は、ハッキングリスクの上でもリスクが高いですし、どうせなら「いつでも引き出し可能な」Flexible Savingsに突っ込んでおきましょう。
FTX Earn編 ~暗号資産(仮想通貨)を預けて増やす~
お次は、FTX JPを使用した、暗号資産(仮想通貨)を預けて増やす方法です。
FTX Earnは全ての暗号資産で年利(APY)8%
まずはFTX Earnの利回りを見てみましょう。

FTX Earnでは、年利(APY)8%で対応している全ての暗号資産が運用可能です。
金額に関しても、10000ドル相当まで8%、それ以降は5%で運用可能なので、大きい金額を預ける場合にはBinanceよりもお得という計算になりますね。
まずはFTX JPに登録しよう
FTX Earnを使うために、まずはFTX JPに登録しましょう。

FTX JPは日本の法律に則っているためKYC必須ですが、スマホと身分証明書があれば全て完結します。
また、FTX JPは取引手数料も非常に安いのが特徴です。

さらに日本円の入出金は無料で、暗号資産の入出金も無料(条件付き)。
本家のFTXの評判も非常に良かったですが、FTX JPも界隈からの評判は上々。登録しておいて損はないかと思われます。
FTX JPのアプリをダウンロードしよう
次に、FTX JPのアプリをダウンロードします。
右上の歯車から、アプリのダウンロードページへ行けます。(iOS)

FTX Earnは、現在ではアプリしか対応しておりません。
理由としては、FTX Earnはもともと「blockfolio」という貸暗号資産(仮想通貨)アプリをFTXが買収したことで生まれたものだからと考えられます。
アプリも同じアカウントでログインしましょう。
FTX JPの資金をアプリに移動しよう

FTX JPの資金をアプリに移動するには、Walletのページから、「Transfer Balance」のボタンをクリックします。

これでメインアカウントから、FTXAppに向けて送金できます。
FTX Earnで年利8%を実現しよう

アプリにUSDを送った後の画面です。
FTXのアプリで保有しておくだけで、1時間ごとに勝手に利益が貯まっていきます。
なお、ヘルプページでは法定通貨は対象外と書いてるのですが、試しにやってみたUSDでも利益が発生しています…。FTX側のミスかもしれませんが、折角なのでUSDをこのまま預けたいいと思います。
FTX Earnが上手くいかない場合
FTX Earnが上手くいかない場合は、以下のことを試してみてください。
①FTX JPの「Peer to Peer Borrows」の設定をオフにする。

FTX Earnのための条件として、FTX JPの「Peer to Peer Borrows」の設定をオフにするというものがあります。

上図のような状態(not enabled)となっていればOKです。
②FTXアプリの設定から、FTX Earnを有効にする

アプリの右上の歯車(設定)→プロフィールの画面で、「資産で利益を得られます」の項目が有効になっていることを確かめましょう。
あとは1時間ごとに利益が表示されるはずです。
FTX JPは現在、USDTなどステーブルコインの受け入れには対応していない
ちなみに、現在においては、FTX JPではUSDTなどステーブルコインの受け入れには対応しておりません。
そのため、USDを入金したい場合には、他の暗号資産(仮想通貨)を送金し、FTX JPで取引するのが良いかと思われます。
ちなみに私もXRPを送金し、FTX内で売却してUSDに変えました。
USDTなどのステーブルコイン対応は2023年を予定しているようなので待ち遠しいですね。

※今回ご紹介した方法について、暗号資産(仮想通貨)の送金の際などは万全の注意の上で行うようにしてください。また、本記事の内容を実行したことにより何らかの損失を被った場合でも責任は負えませんので、しっかりと自分で調べたうえで自己責任にて運用を行うようお願いいたします。