2023年の10月にリリースされたArbitrum上のDEXである「Equation」について解説します。
Equationは先物取引可能なPerpetual DEXであり、最大200倍のレバレッジを使用してポジションをオープンすることが可能です。
ABDKによる監査が完了しているほか、EquationのネイティブトークンであるEQUは、価格が10ドル以下から50ドル付近まで上昇しました。
EQUトークンは取引マイニングや流動性マイニングによって獲得することができます。
本記事では、Equationの詳しい情報や使い方だけでなく、EQUトークンのマイニング方法など詳しく解説したいと思います。
Equation公式サイト:https://equation.trade/
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(リファラルコード:「10943」)
Equationの特徴は?新たなAMMによる次世代DEX
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まずはEquationとはどのようなDEXなのか、詳しい特徴などを紹介していきます。
新しいAMMモデル「BRMM」
Uniswapなどを初めとした、AMM(自動マーケットメイカー)型のDEXはこれまでたくさん登場しています。
しかしスポット市場におけるAMMのメカニズムを、無期限契約市場にそのまま持ち込むことは構造上難しい問題があるようです。
そこでEquationは新しいAMMモデルである「BRMM(バランス・レート・マーケット・メーカー)」を考案しました。
これは、永久契約の価格発見機能を効果的に提供できると同時に、流動性プロバイダー (LP) に豊富なマーケットメイクの機会を生み出すことができます。
また、LPは流動性プールの一時的な不均衡のリスクを負担することで、プラットフォームの取引手数料収入を共有できるとのことです。
低い清算リスクと最大200倍のレバレッジ
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Equationでは前述したBRMMの仕組みにより、トレーダーはより低い清算リスクで、最大200倍のレバレッジを使用してポジションをオープンできるとのことです。
上の画像にあるように、同じレバレッジDEXと比べても、Maintenance MarginとMaximum Leverageの数値が優れていることが分かります。
また同時に、流動性プロバイダーもEquationにおいてレバレッジを使用して資金効率を向上させることができます。
リスクバッファファンド(RBF)
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Equationにおける「リスクバッファファンド(RBF)」とは、LPが利用者の一時的な取引相手となって損失を被った場合、その一時的な損失を基金残高がなくなるまで負担するファンドの仕組みです。
このリスクバッファファンド(RBF)の存在により、LPが一時的な損失の影響を受ける可能性が減少します。
RBFが大規模に成長した場合、LPは簡単に清算リスクに直面することなく、より高いレバレッジを利用できる可能性があります。
RBFの収入には次の 3 つの収入源が含まれます。
- ポジションをオープンまたはクローズするとき、またはポジションを清算するときにユーザーが支払う取引手数料の一部。
- LP がトレーダーの一時的な取引相手として生み出す利益。
- LP が清算されると、その資本は RBF に直接移管されます。
将来、RBFの規模が過度に大きくなり、リスク緩衝の需要を超えた場合、DAOの投票を通じて余剰を再分配することができます。
ABDKによる監査を行っている
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Equationでは第三者監査会社ABDKによる監査を行っているとのことです。
ABDKは2016年に設立され、Uniswapとの協力や、100以上のプロジェクトレビューの実績があります。
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監査の内容はこちらのリンクから確認することができます。
EQUトークンとマイニング方法の解説
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EquationのネイティブトークンであるEQUトークンについての詳細と、そのマイニング方法について解説します。
EQUトークンの総発行枚数とフェアローンチ
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EQUトークンは総発行枚数(最大供給量)が1,000万枚です。
また、EQUトークンはフェアローンチのために、その100%がユーザーの行動によって報酬が与えられます。
EQUの最初の1日あたりの排出量は10,000です。この数値は DAO を介して調整できますが、10,000を超えることはできません。
EQUを得るためのマイニング方法はいくつかあり、次章で詳しく解説します。
EQUトークンのマイニング方法
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EQUトークンを得るためのマイニング方法として、ポジションマイニング、流動性マイニング、紹介マイニングが挙げられます。
①ポジションマイニング
EQUアロケーションの40%がこちらのポジションマイニングに充てられています。
Equationのサイトで取引し、ポジションを持つことで毎日EQUトークンを貰うことができます。
2024年の1月31日までBTCとETHで取引手数料無料キャンペーンも行っているので、この機会にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。
ロングとショートを同時にポジション開くことで、少ないリスクでポジションマイニングをするなどの工夫もできそうです。
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②流動性マイニング
流動性提供によるマイニングは、以下のような種類があります。
- 契約取引プールに流動性を提供します。1日あたりのEQU総排出量の10.8%を割り当てます。
- Uniswapの EQU/ETHプール (フルレンジ) に流動性を提供し、EQU/ETH LP NFT を Equationにステーキングします。1日あたりのEQU排出量の20%を割り当てます。
- リスク緩衝基金(RBF)に流動性を提供します。1日あたりのEQU総排出量の 16% を割り当てます。
各マイニングのAPRなどはEarn画面から確認することができます。
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③紹介マイニング
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EFC Member NFTを保有することで、リファラルリンクを作ることができます。
EFC Member NFT保有者は、紹介コードを作成し、契約ポジションまたは契約LPポジションの割合に基づいて報酬を獲得できます。1日あたりのEQU総排出量の12%が割り当てられます。
紹介コードを使った側にもメリットがあるようですので、よければ私のコード「10943」をご使用ください。
Equationの使い方を解説
Arbitrum上のパーペチュアルDEX「Equation」の使い方およびEQUマイニングの方法を解説します。
EquationでMetamaskウォレットを接続する
EquationのページでMetamaskなどのウォレットを接続します。
Equationでは他の多くのレバレッジDEXと違って、資金をDepositする必要はありません。
接続することで、Arbitrumチェーンへの切り替えが求められます。
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Arbitrumチェーンの資金を用意する
Equationで取引するには、現在ではArbitrumチェーンのUSDTが必要です。(今後他のチェーンに対応する場合もあります)
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MetamaskのArbitrumチェーンに資金がない場合は、取引所などからMetamaskへArbitrumチェーンのETHを送金しましょう。
国内取引所であればbitbankがArbitrumチェーンのETH出金に対応しています。
bitbankでETHを買い、MetamaskへArbitrumチェーンで出金すると良いでしょう。
ETHが用意できたら、UniswapなどのDEXでUSDTにSwapしましょう。ただしガス代用のETHを残しておく必要があります。
Equationで取引する
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Equationでの実際の取引(Trade)画面です。レバレッジは200倍までかけられますが、その分ロスカットリスクはありますので気を付けましょう。
ロングかショートのポジション、もしくはその両方を持つことで、ポジションマイニングによってEQUトークンを獲得することができます。
Equationで流動性を提供する
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「Pools」のタブからは流動性提供ができ、流動性マイニングによってEQUトークンを獲得することができます。
また、流動性を提供する際に、好みのリスクに応じて独自のレバレッジを設定できます。このレバレッジの導入により、LPの資本効率を大幅に向上させることができます。
LPの収入は2つのソースから得ることができます。
- 流動性マイニングの報酬
- 取引手数料の一部
まとめ
本記事ではArbitrum上のパーペチュアルDEXである「Equation」およびEQUトークンについて解説しました。
新しいAMMモデルである「BRMM(バランス・レート・マーケット・メーカー)」や、「リスクバッファファンド(RBF)」など面白い仕組みもあり、今後に期待したいDEXです。
今後のロードマップを見ても、Equation V2や、200以上のアセットサポート、Arbitrum以外のネットワーク対応などが控えているようです。
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フェアローンチであるEQUトークンはマイニングで獲得することができますので、トレードに自信がない人も流動性提供などでEQUを増やしておくのも一つの手かもしれません。
Equation関連リンク集
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- Equation公式サイト:https://equation.trade/
- X(Twitter):https://twitter.com/EquationDAO
- Telegram:https://twitter.com/EquationDAO
- Discord:https://discord.com/invite/equationdao
- Medium:https://medium.com/@EquationDAO