2021年が明けてから暗号資産(仮想通貨)全般が高騰しており、暗号資産(仮想通貨)で億の資産を築いた「億り人」がマスコミでもてはやされるようになった。
今年好調なパフォーマンスを見せた、あるいはこれから見せると思われる暗号資産(仮想通貨)を見てみよう。
取引所発行のバイナンスコイン
海外大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスが発行する暗号資産(仮想通貨)がバイナンスコイン(BNB)。
バイナンスコインは年明け時は1枚=4,000円だったレートが、4月下旬現在で52,000円と13倍になった。時価総額でも8兆円になり、ビットコインとイーサリアムに続く世界3位の暗号資産(仮想通貨)になっている。
バイナンスコインの人気が高まっているのは、バイナンスで暗号資産(仮想通貨)取引をする際の基軸通貨として利用されるためだ。そしてバイナンスコインを使うことで、取引手数料も割引になる。
暗号資産(仮想通貨)全般が高騰することでバイナンスに口座を開く人々が増え、投機目的ではなく実需面でもバイナンスコインが買われてこれほどの高騰となった。
歴史が古いライトコイン
ライトコイン(LTC)はビットコインと同様に決済のための通貨として開発された暗号資産(仮想通貨)で、2011年から流通開始と2009年のビットコインと同じくらい歴史の古い暗号資産(仮想通貨)だ。
ライトコインとビットコインは仕組みも似ている。ビットコインは発行上限枚数が2,100万枚とされているのに対し、ライトコインは4倍の8,400万枚。取引処理のブロック生成時間はビットコインが10分なのに対し、ライトコインは2分半と4倍速い。
ライトコインは昨年末時点では12,000円だったが、4月下旬現在で24,000円と約2倍になった。歴史が古いために取り扱っている取引所が多いことも魅力で、直接買うだけではなくCFDの形でライトコインを買うこともできる。
時価総額2位のイーサリアム
イーサリアム(ETH)は時価総額でビットコインに次いで2位に位置する暗号資産(仮想通貨)。
イーサリアムとはもともとは分散型アプリケーション(DApps)やスマートコントラクトのためのプラットフォームのこと。暗号資産(仮想通貨)のイーサリアムはそのプラットフォーム上で流通する通貨として開発された。
イーサリアムは2021年に入ってからビットコイン以上のパフォーマンスを見せており、年末時点で75,000円だったレートは4月下旬には240,000円と3倍以上になった。
また2020年末にイーサリアム2.0にアップデートされた結果、ステーキングにも対応するようになった。
ステーキングとは暗号資産(仮想通貨)を保有することでインカムゲインを得られる方法で、今のところは対応する通貨が限られているのでビットコインなどではステーキング報酬は得られない。
高パフォーマンス通貨は他にも
2021年になってから暗号資産(仮想通貨)市場が好調で、他にも高いパフォーマンスを見せている通貨は多くある。
いろいろな暗号資産(仮想通貨)を比較検討して、自分が納得のいく通貨に投資をするのが最善と言える。